2017年10月25日水曜日

読書は自分が面白いと思わなければ時間のムダ。他人と違うインプットが差別化につながる。



山口 周(著)『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』を読んでいます。

自分が面白いと思う本を読む必要性については、当ブログ『書きたいと気持ちが大切。文章力は何度も書き直しながら向上していく。』で書きました。

自分が面白いと思う本には自身の個性と未来への可能性が含まれているという認識で読書はするべきでしょう。

なかには、みんなが良い良いと言っている定番書籍を面白いと思えない自分は知的能力が低いのではないか、と思う人がいるかもしれません。しかし、そんなことはありません。こう考えればいいのです。みんなが良い良いと言っている本は、みんなが読むわけで、それを読んでも「人並み」にしかならない。もし自分が他の人があんまり読んでいないもの、つまりニッチな本に面白さを見出せたら、それは自分にとってユニークな差別化の源泉になるかもしれない、と。
 つまり、どんなに名著だとか定番だとか言われていても、自分が面白いと思えないのであれば、そんな本を読むのは時間のムダだということです。


今考えると、子供の頃に学校でみんなが同じ本を読んで、いかに感想が書けたことが評価されましたが、楽しいと思わない本でも読書力が判断をされていたのかと思うと不思議な感じがします。

昔の時代であれば、右向け右で与えられたものを吸収すれば、その中から順位が付けられ喜んでもいられましたが、今の時代では、そんなことは言っておられません。

自分が心底面白いと思えるものであれば、それが別に「名著だよね」とか「必読でしょ」と言われるものでなくても、夢中になって読むだけの価値があるということです。他人は知らないけれど自分が夢中になれる本をどれだけ読めるかが差別化になります。他人と違う知的成果を出そうと思うのであれば、「いかに他人と違う情報をインプットするか」がポイントなのです。


世界は「答えがある時代」から「答えのない時代」になってきましたが、教科書や先生からも教えてもらうことはできないと考えるべきで、自分の力で答えを見つける能力が必要です。

自分がどんな行動(アウトプット)できるかは、どんな本を読んで(インプット)きたかに掛かっていると言えますが、自分の面白いと思う本には大切な個性が含まれていると言えます。

自分の力で答えを見つけ、価値を産み出す為には、他人とは異なる継続したインプットをしていく必要があるのです。

 

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