2017年10月31日火曜日

大は小を兼ねる、という思考は通用しない時代がやってきた。



大企業だから安心だ、大きなスペックだから心配ない、長時間働いているから勤勉だ、という「大は小を兼ねる」的な思考が通用しない世の中になってきてました。

大は小を兼ねない時代――。 正しい“協業”の在り方『失われつつある“大企業”であることの優位性』の記事を読んでいます。

「技術が進んだ今の世の中、従来と違って大きな土地やインフラを自分で持たなくても、クラウド上で自宅からでも開発ができる世界になった。それによって大企業がもってきた“大きい”という優位性は薄れつつある。むしろ変化適応能力でいえば小さいほうが有利に働く」

失われつつある“大企業”であることの優位性



大企業でしかできなかったことが無くなったと指摘していますが、小回りのきく中小企業、個人のほうが、動きやすい分だけ有利な時代になってきた、と考えるべきでしょう。

クラウドの普及によりインフラ的にもやりやすくなってきたこともありますので、他の得意分野をもった企業との協業や小さなチームで集まれば、行動に移しやすく、アイディアのアウトプットもしやすくなります。

「大は小を兼ねる」と同様に「大きいことは良いことだ」、「長いものには巻かれろ」も古い考え方と言わざる得ません。

その他にもこれまで良しとされてきた高学歴、高級車、長時間労働、大画面テレビ、高級レストラン、高級ブランド、ハイスペック家電などなど、それ単体では自慢できる時代ではなくなりました。

以前、本ブログ記事「考え方を変えよ、価値観は『モノからコトの時代へ』~体験デザインブランディング~」で、世の中の消費を語る文脈が、「モノからコトへ」変わったことについて記事にしました。

単純に「モノ」「機能」「事象」自体ではなく、人生を豊かにする「体験(コト)」が重要になってきています。

「大きから」、「ハイスペックだから」、「残業して頑張っています」とただ説明しても「はぁ?だから?」と言われてもおかしくありません。

そこから、何が得られるのか、そこにどんなストーリーがあるか、自身のライフスタイルに合うのか、を明確に示していけなければ淘汰されていく時代になってきています。

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