2017年11月20日月曜日

「やる力」「やらない力」「望む力」の3つの意思力で、人生耐久レースを制覇しよう。



ケリー・マクゴニガル(著)『スタンフォードの自分を変える教室』を読んでいます。

意思力とは、つまりこの「やる力」「やらない力」「望む力」という3つの力を駆使して目標を達成する(そしてトラブルを回避する)力のことです。



「やる力」と「やらない力」は、まったく真逆の思考ですが、この2つをコントロールすることが夢をつかむ為にも重要です。

「やる力」は、やりたいのに自信がなくてやれないこと、面倒くさいから今度やろうと思っていること、など先延ばししてることを実行する力。

「やらない力」は、禁煙すること、足を組まないこと、など決めたことをやらない力。

この両方が実践できれば理想的ですが、なかなかうまく両立することは難しいことです。



 「やる力」と「やらない力」は、自己コントロールのふたつの側面を表していますが、意志力はそのふたつだけでは成り立ちません。ノーと言うべきときにノーと言い、イエスと言うべきときにイエスと言うためには、もうひとつの力、すなわち、自分がほんとうに望んでいることを思い出す力が必要なのです。



「やる力」と「やらない力」は、自転車に例えて、前輪 が操舵(やらない力)、後輪が駆動(やる力)のような関係で相互に作用しあえば、機動力になります。しかしながら、それだけでは足りないと著者は言います。

それらを奮い起こして前進し続けるには、自転車を操縦する人が望む力(最も重要で長期的な目標)を発揮して、何があってもペダルを漕ぎ続ける必要があります。

もし、目標から遠ざかりそうになったら、「望む力」で軌道修正してあげる必要が亜あります。



 私たち人類は幸運にも、こうした能力を備えた脳を授かることができました。実際、この3つの力──「やる力」「やらない力」「望む力」──こそが、人間とは何かを定義するものとさえ言えるかもしれません。



「やる力」「やらない力」「望む力」は、単独で発揮するより、3つの力を補完させながら意識的に鍛えることで、自分だけにしか持つことができない意思力になるのです。

目標というゴールが設定できたら「やる力」「やらない力」「望む力」の3つの意思力で、人生耐久レースを制覇しましょう。

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