時代の波を読み、時代の波に乗る、人生の波乗りサーファーになろう【前編】から続きます。
激しく変化するビジネス環境は、市場の急激な変化、グローバル化、新しいビジネスモデル台頭などから分かる通り、少子高齢化、多様化、複雑化、偶発化しています。
そんな中、ただじっと待つていてもチャンスは訪れません。またチャンスを呼び込む為には時代の波、ときには潮目を読む必要があります。
市場価格は刻々と変化する。その変化に柔軟に対応し、つねに先手を打っていかなければ、目標とする付加価値や利益は確保できない。だからこそ、複雑な製造工程をいくつかの小さなアメーバに分割し、そのアメーバが互いに売買を繰り返すと同時に、アメーバごとの実績がタイムリーに把握できる経営管理システムをつくったのである。
このような経営管理システムがあれば、たとえ市場価格が大幅に下がったとしても、売値の下落がアメーバ間の売買価格にすぐ反映され、各アメーバは経費を下げるなどの手を即座に打つことができる。つまり、市場のダイナミズムを、社内の隅々にまでダイレクトに伝えられるだけでなく、会社全体が市場の変化にタイムリーに対応することができる。
京セラ創業者・稲盛和夫 氏が考案した『アメーバ経営』では、市場の変化に柔軟に対応し、先手を打っていかなければならない、と指摘してます。
サーフィンでも地形、うねり、潮の動き、風(オフショア)を意識してポイント選びをして、波をゲットするには他のサーファーより先手を打つ必要があります。
環境の変化に柔軟に対応する必要があるところは、サーフィンでも、会社経営でも同じことが言えます。
会社経営の原理原則は、売上を最大にして、経費を最小にしていくことである。この原則を全社にわたって実践していくため、組織を小さなユニットに分けて、市場の動きに即座に対応できるような部門別採算管理をおこなう。これが、アメーバ経営をおこなう一番目の目的である。
「経営は一部の経営トップのみが行うのではなく、全社員が関わって行うべきだ」という考えのもと、サーフィンのようにポイント選びからテイクオフするまで、ひとりひとりが自分で考えて行動できる状況をつくっていくことが重要です。
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