2017年11月14日火曜日

情報は「Less is more=少ないほどいい」本当に伝えたいことは何かを絞り込んでアウトプットしよう。



山口 周(著)『外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~ 』を読んでます。

情報は「Less is more=少ないほどいい」



プレゼン資料をパワーポイントで作っていると、あれもこれもと一枚に沢山のことを詰め込んでしまう経験はないでしょうか?

伝えたいことを忘れないように書いてしまいたい、という衝動に駆られるのは仕方がありませんが、それはまったくの逆効果なのです。

 ビジネスにおける知的生産は最終的に「望ましい行動を起こさせること」を目的にしています。行動を起こさせるためにはメッセージが明快に伝わる必要があり、メッセージを明快にするためには余計な情報をできる限りそぎ落とす必要があります。だから情報は「Less is more=少ないほどいい」のです。



頭の中で処理されるのに負荷が掛かるため、短時間で理解されるように余分な内容をそぎ落とし、伝えたいことを絞ると見る側の心に残ります。

そんな私も資料作成の時に頭に浮かんだことを全部伝えようとして独りよがりで何を伝えたいかが曖昧な資料を沢山つくりました。

私は仕事仲間とLT(ライトニング・トーク)と呼ぶ、5分で伝えたいことを発表するプレゼンを開催していますが、短時間に伝い事を絞り込んで伝えるよい訓練になります。

 情報量が少なくてメッセージが伝わらなかったと思えるような場合でも、根本的な原因は「情報量の少なさ」ではなく「メッセージの結晶化の甘さ」にあることが多いのです。「何がいいたいのか」「伝えたいことは何か」を研ぎ澄ますことなく、生煮えの状態でアウトプットしてしまえば、いくら情報量を増やしても問題は解決しません。



より少ないメッセージで相手に伝えるには、言葉を磨き上げメッセージをクリスタライズ(結晶化)する必要があります。

著者は「情報の量とクオリティは逆相関する」と言います。こんなことも、あんなことも考えてる、と資料に盛り込んだら完全にアウトです。

情報は「Less is more=少ないほどいい」を頭に置いて、本当に伝えたいことは何かを絞り込んでアウトプットしていきましょう。

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