2017年11月28日火曜日

自分に負けない「意思力筋」を鍛えよう。我慢する発想から、鍛える発想に変えればうまくいく。



ケリー・マクゴニガル(著)『スタンフォードの自分を変える教室』を読んでいます。

「意思力筋」を鍛える



普段、これをやめないといけない、これを我慢しないといけない、と思えば思うほど辛くなります。

例えば筋トレしてゴルフのスコアを良くしよう、のように好きなことと紐付けば頑張れるのでしょうが、○○に良くないから「~を止めよう」「~を我慢しよう」と抑制が目的となっては、なかなか続けることができないのが現実です。

 体のどの部分であれ、筋肉はエクササイズによって鍛えることが可能です─ ─ バーベルを持ち上げて上腕二頭筋を鍛えたり、携帯メールの達人になって親指を鍛えたり。
 自己コントロールも筋肉ならば(たとえ比喩的な筋肉だとしても)鍛えることが可能なはずです。体のエクササイズと同じで、自己コントロール筋を使うと疲労するかもしれませんが、トレーニングを重ねることで強化されるにちがいありません。



特に疲れた時は、意思力が落ちついつい甘い誘惑に負けそうになりますが、誘惑に弱い今こそ「意思力筋」を鍛えよう、と発想を変えればやる気も出てきます。

「意思力筋」は以下のトレーニングで鍛えることができます。

・「やらない力」を強化する  汚い言葉を使わない(あるいは口癖を言わないようにする)、座っているときに脚を組まない、日常生活で食事をしたり、ドアを開けたりするときに利き手を使わない、など。

・「やる力」を強化する
 何かを毎日継続して行なうようにする(すでにやっていること以外で)。これは、サボる言い訳をせずにひとつのことを続ける習慣をつけるための練習です。母親に電話をする、5分間の瞑想を行なう、捨てるもの、またはリサイクルに出すものを毎日ひとつ見つけるなど。

・自己監視を強化する
 ふだんはとくに注意を払っていないようなことについて、きちんと記録をつけてみる。何にお金を使ったか、何を食べたか、インターネットやテレビをどのくらい見ていたか、などでもいいでしょう。特別なテクノロジーなど必要ありません─ ─ 紙とエンピツで充分です。

 

とても良いトレーニング・メニューなので参考になります。

特に、いつもつい癖になっている、座っているときに脚を組まない、なんかとても分かりやすい。他にもついついやっちゃう癖がありますから、すぐに実践できそうです。

数々の研究によって自己コントロールには限界があることが示されているが、それは実際の体力や精神力の限界を示しているのではなく、意志力に関する人びとの思い込みを反映しているにすぎないという考えです。



著者は「意志力の限界」は超えられると言います。

自分の意思力に限界はないと考えましょう。

私も、もともと楽な方、楽しい方を選ぶ性格なので、基本的に意思力が弱いと思っていましたが、筋トレだと思って意思力を強化していきたいと思います。

我慢する発想から、鍛える発想に変えて自分に負けない「意思力筋」を鍛えていきましょう。

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