中島 輝(著) 『エマソン 自分を信じ抜く100の言葉』 を読んでいます。
多くの人が、自意識で自分自身を縛り付け、あたかも「牢獄」に入っているように不自由に生きています。
これまでがこうだったから「変えるのは違和感がある」「人がどう思うか不安だ」と思うようなら、現状維持の鎖に縛られ、まだ見ぬ未来をあえて捨てているようなものです。
「周りにどう思われるか分からないから、なるべく自分の意見は言わない」「安定した人生を歩みたいから、できるだけリスクは避ける」
このように自分で自分の言動を制限していませんか? 「世の中は厳しいのだから、自分の身を守る ためには当たり前のことだ」という反論があるかもしれません。でも、世の中をどう見るかはあなたの意識次第です。たとえば、インターネットの匿名コメントをいちいち気にするか、そんなものは重要ではないと思うかは、あなた次第ということです。
もし他人があなたに代わって決断することが当たり前になっているなら、自分で決断する力が低下していると考えましょう。
人と違う判断を下し行動ができることが必要な時代、他人と同じことをやっていても、その他多勢の大衆の一人になるだけで、成長することが難しいのは明らかです。
自意識の牢獄に入りこま ないためには、どうすればよいでしょう か? 芸術家の岡本太郎は、若者へのメッセージとして自著にこう書いています。「誰だって(……)きびしさを避けて楽なほうの生き方をしようとする……安易な生き方をしたいときは、そんな自分を敵だと思って闘うんだ……自分自身の生きるスジはだれにも渡してはならないんだ」
囚人のように生きたくなければ、何があっても揺るがない信念を持つことです。
また、情報過多の時代、情報の波に流されずに生きていくには、何が大事で何が大事でないかを見極める力が大切になります。
そうする為には、質の高い情報を入手して、咀嚼して、自ら積極的にアウトプットしていく必要があります。
周りが期待していることに答えることはひとまず置いておいて、自分の考えを大切にして、理性的に判断していきましょう。
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